花巻東、3年ぶり2度目のセンバツへ
(朝日新聞・岩手 2012.1.28)
第84回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の出場校に花巻東が27日、選ばれた。3年ぶり2度目。選抜初出場の2009年、準優勝を手にした菊池雄星(現西武)らの活躍を見て入部した球児たちが昨夏の選手権大会に続いて大舞台に立つ。
午後3時8分、主催者からの電話に小田島順造校長は「ありがとうございます。喜んでお受け致します」と答えた。野球部員は中庭に集合して知らせを受けた。「よっしゃー」と叫んで喜ぶ部員たちに、生徒たちが教室の窓から顔を出し、拍手を送った。
昨夏の甲子園敗退後、主力の2年生が残った。大沢永貴主将は「岩手の力で優勝旗を持ってくる。目標はぶれません」と話す。
甲子園で登板した左腕小原大樹は「全国は雰囲気も歓声も全く違った。体作りもがんばって、もう一度リベンジしたい」。右腕佐々木毅も「出身地の釜石の人たちに温かく支えられ勇気をもらった。今年は恩返しの年だと思っている」。
エース大谷翔平は左もものけがから順調に回復しており「痛みはもうありません。これから調整していきます」と話す。
佐々木洋監督は選抜出場決定後、青森・光星学院の仲井宗基監督と電話で「お互い上位で戦えたら」と話したといい、「競い合ってみちのくを盛り上げたい」と決意を語った。
花巻東、3年ぶり2度目の切符に…ホッ/センバツ
(サンスポ 2012.1.28)
第84回選抜高校野球大会(3月21日開幕、甲子園)の選考委員会が27日、大阪市内で開かれ、出場32校が決まった。昨秋の東北大会と明治神宮大会優勝の光星学院(青森)は、2年連続6度目の出場。自身3度目の甲子園となる田村龍弘主将(2年)は、聖地での初本塁打に意欲をみせた。他の東北勢は聖光学院(福島)が4年ぶり3度目、花巻東(岩手)が3年ぶり2度目の出場。21世紀枠で石巻工(宮城)が初出場を決めた。東北から4校選出は2004(平成16)年以来、8年ぶりとなる。
岩手の花巻東に朗報が届いたのは午後3時8分。高野連からの電話連絡を校長室で受けた小田島順造校長は「センバツ切符をいただくことができました」とホッとした表情をみせた。
全校生徒への報告会で佐々木洋監督が「東北代表として一丸となって戦う」と力強く話し、、大沢永貴主将(2年)も「先輩の記録を乗り越えるよう頑張りたい」と健闘を誓った。
3年ぶり2度目のセンバツ切符。前回は菊池雄星投手(現西武)を擁し、初出場で準優勝した。今年のチームは昨秋の東北大会で4強入り。準決勝では優勝した光星学院に8ー9で惜敗したが、信条とする“負けない野球”の粘りを発揮した。
最速151キロを誇る身長1メートル98、体重86キロの本格派右腕、大谷翔平投手(2年)は左足股関節の故障もほぼ完治し、「甲子園では本来の力を出し切りたい」と意欲を燃やす。周囲は「3年前の雪辱を晴らし、ぜひ紫紺の優勝旗を」と甲子園初Vへの期待を膨らませていた。
花巻東(はなまきひがし)
1956(昭和31)年、花巻東商業高等学校として創立。普通科のみの私立共学校で、生徒数は639人(うち女子239人)。野球部創部も56年で、部員数は70人。3年ぶり2度目の出場(夏は6度)。主なOBは阿部成宏(元近鉄)、菊池雄星(西武)。所在地は花巻市松園町55の1。小田島順造校長。
(紙面から)
花巻東、雄星以来3年ぶり2度目…センバツ
(スポーツ報知 2012.1.28)
東日本大震災からの復興元年に東北地方から21世紀枠の石巻工(宮城)を含め4校が選出された。第84回センバツ高校野球大会(3月21日から12日間・甲子園)の出場校の選考委員会が27日、大阪市内で行われた。花巻東(岩手)はエース菊池雄星(現西武)を擁し準優勝した2009年以来の3年ぶり2度目の出場となった。昨秋の明治神宮大会で日本一の光星学院(青森)は2年連続6回目、3季連続の出場。東北大会準優勝の聖光学院(福島)は、4年ぶり3回目の出場となった。東北地方から4校が選ばれたのは04年以来、2回目。
今度こそ頂点へ。花巻東ナインの目標は明確だった。「この日が来ると信じて今まで頑張ってきました。自分たちが優勝旗を持ち帰ります」と主将・大沢永貴二塁手(2年)。3年前に先輩たちがあと一歩で逃した夢を、つかみ取ると宣言した。
忘れ物もある。秋の東北大会準決勝では光星学院に8―9で敗北しベスト4止まり。その後、同校が明治神宮大会で優勝した。その“おかげ”で繰り上がりでの選考となった経緯もあるため、佐々木洋監督(37)は「感謝の気持ちでいっぱい」と語った。だが、負けた悔しさを忘れた訳ではない。「戦う機会があったら、次は勝ちたい」と大沢主将。雪辱を果たした上で、日本一に輝く構えだ。
前年秋の東北大会ベスト4でセンバツに選ばれたのは09年と同じパターンだ。菊池を擁し、準優勝した。今回の注目度は09年以上だった。3年前、センバツ出場決定の一報を報じたのは岩手県の民放4局のうち2局だけ。だが今回は、4局すべてが午後6時以降からの生中継に踏み切った。会見には約70人の報道陣が集結。周囲からの期待もこれまで以上に高い。
「注目されている分、明るいニュースを届けることが出来れば」と佐々木監督。東日本大震災では6人の部員の自宅が流失した。津波で祖父母を亡くした佐々木隆貴捕手(2年)のように、身内を失った選手も少なくない。両親が、仮設住宅での生活が続いている佐々木隆は「被災された方々に勇気を届けられたら」とナインの気持ちを代弁した。
「3年前より、投手陣も選手層も、厚くなった。決勝に行って分かったこともある。あの時よりも進化した野球で臨みたい」と指揮官は言葉に力を込めた。経験も、そして勝ちたい思いも前回をはるかに上回る。岩手の期待を一身に背負い、今度こそ大旗を持ち帰る。
◆花巻東(花巻市)前身は1954年創立の花巻商。82年に谷村学院と合併し、現校名に改称した私立共学校。野球部は創立と同時に創部。生徒数は639人(うち女子239人)。部員数は71人。甲子園は春2度(春は今回を含む)、夏6度出場。主なOBに菊池雄星(西武)、阿部成宏(元近鉄)。ソフトボール部、水泳部、陸上部なども盛ん。小田島順造校長。
(2012年1月28日11時42分 スポーツ報知)
花巻東、旋風再び センバツ32校決定
(岩手日報 2012.1.28)
第84回選抜高校野球大会(3月21日から12日間・甲子園)の出場32校が27日決まり、一般選考で本県の花巻東が3年ぶり2度目のセンバツ切符をつかんだ。県勢の選出は第82回大会の盛岡大付以来、2年ぶりとなる。花巻東は昨夏に続き、2季連続の甲子園出場となった。
花巻東は堅守と機動力を駆使した総合力の高さが持ち味のチーム。最速151キロを誇る主戦右腕の大谷翔平(2年)が昨夏の甲子園以降、故障で登板していないが、左腕小原大樹、右の佐々木毅(ともに2年)らが抜群の安定感を発揮。打線も太田知将、大沢永貴、高橋翔飛(いずれも2年)らが勝負強さを見せ昨秋の県大会を3年ぶりに制した。
(2012.1.28)
選抜高校野球出場32校決定 東北4校、全力誓う
(河北新報 2012.1.28)
(略)
◎花巻東/先輩の記録超える
花巻東に選抜大会出場決定の連絡が入ったのは、午後3時10分ごろ。中庭で小田島順造校長から報告を受けた選手たちは、抱き合って歓声を上げた。
昨夏の甲子園にも出場したが、1点差で初戦敗退。秋季東北大会準決勝で惜敗した光星学院が明治神宮大会で優勝し、東北枠が増えたことで出場権を手にした。大沢永貴主将は「1点の重みを感じた。気合を入れて練習し、次は負けたくない」と闘志を燃やす。
選抜大会は、菊池雄星投手(現西武)を擁し準優勝して以来3年ぶり2度目。いまの選手たちはその活躍に刺激を受けて入学した。「先輩の記録を超え、日本一を目指す」と主戦の大谷翔平。けがに苦しんだ右腕は「体重を10キロ増やし、下半身を鍛えた。迷惑を掛けたが、みんなを引っ張っていきたい」と意気込んだ。
部員は岩手県内出身者が中心。東日本大震災の津波で親族を失ったり実家が流されたりした選手もいる。佐々木洋監督は「岩手の底力を見せ、復興元年ののろしとなれたらいい。結果にこだわる」と、決意を口にした。
<日本一ぜひ見たい/西武・菊池雄星投手(花巻東OB)の話>
出場で満足するようなチームじゃない。これから準備をして岩手を盛り上げるよう頑張ってほしい。僕はあと一歩のところで負けたので、ぜひ日本一を勝ち取るところを見たい。
(略)
2012年01月28日土曜日