雄星ガチガチ!涌井と岸の間で“強制投げ込み”…西武
(スポーツ報知 2010.2.8)
西武・雄星投手(18)=花巻東=が7日、「エース英才教育」を受けた。首脳陣の指示のもと、先にブルペンで投げていた涌井と岸の間に強制的に入らされてピッチング。昨季の沢村賞右腕・涌井から“3か条”も授かるなど、エース道をたたき込まれた。
08年日本シリーズMVPの岸と、最多勝ホルダーの間のマウンドに上がった。当初は同じ新人の岩尾=別府大=が入るところだが、「何か感じ取ってほしかった」という潮崎投手コーチの指令で順番変更。途中、投球を終えた涌井を「もうちょっと投げてくれ」と呼び戻す念の入れようだった。
雄星は、両右腕を横目でチラチラと観察。「下半身の動きが一定。力を入れるタイミングも一緒だしうらやましい」。力みで自然とバランスは崩れていく。球がばらついたため、修正しようと力を抜いて投げたが、ここで涌井の助言が入った。
〈1〉一人で考えるな 「西口さんや工藤さんもいる。聞いた方がいい」
〈2〉全球、力め 「投げたい投げ方で思い切り投げれば、暴投してもいい」
〈3〉一度、フォームを崩せ 「夏の甲子園で投げているのを見たけど、今はフォームが小さい」
細川を相手に投げた68球。首脳陣の思惑通り、途中からミットだけを目がけ、「がむしゃらに投げている感じ」をつかんだ。今は腕の振りやバランスは二の次でいい。潮崎コーチの「18歳であんなジジイみたいな投球をしちゃダメ。力んで100球を投げられるようになって初めて、実戦に向けた部分が出てくる」という考えを理解した。
9日から学期末試験のため、雄星はこの日で全体練習から離れる。帰省前に身をもって、全力投球の大切さを知った。また一歩、ステップを踏んだ。
◆雄星の今後の予定
▽8日 午前8時からのアーリーワークで練習終了。昼ごろに選手宿舎を出発し、岩手へ帰省。実家のある盛岡ではなく、学校に隣接する野球部寮で生活。
▽9、10日 母校で学年末試験。2日間で7科目ほどの試験を受ける予定。テスト終了後は、野球部室内練習場などでウエートトレーニングやランニング、ネットスローなどを行う。
▽11日 午後に宮崎入り。南郷到着後は別メニューで調整を行い、12日からのキャンプに備える。
(2010年2月8日06時00分 スポーツ報知)
西武・雄星、全力直球!涌井&岸が火つけた
(サンスポ 2010.2.8 )
西武のドラフト1位、雄星投手(18)=菊池雄星、花巻東高=が7日、宮崎・南郷キャンプのブルペンで“英才教育”を施された。涌井秀章投手(23)、岸孝之投手(25)の両エースに挟まれ、本物の直球を体感。涌井からのアドバイスも受け全力で68球を投げこんだ雄星は、2人からプロとして多くのことを学んだ。
左には、入団から3年連続2けた勝利の岸。右には、昨季の沢村賞男・涌井。そして真ん中に雄星。南郷のブルペンで豪華競演だ。ファンサービス? それとも視察した後藤高志オーナーを意識? 正解はそのどちらでもない。これは雄星への英才教育だった。
「2人の直球を見て、感じてもらいたかった」と潮崎投手コーチ。雄星がブルペン入りしたときは他にも空きレーンがあったが、あえて涌井と岸の間に配置したのだ。
雄星が捕手を座らせる前に、64球を投げた涌井が引き揚げかけると、潮崎コーチはそのひじをつかんで「もう少し投げてお前の直球を見せてやってくれ」。それに応え、涌井も39球を追加した。すべては2人の本物の直球、投げ込みを見せることで、意識改革を起こさせるためだ。
前日6日に雄星は118球を投げたが、80球以上は力をセーブした。フォームを崩さないためだった。しかし潮崎コーチは「力を抜いた球をいくら投げても、こちらのカウンターは動かない。フォームばかり気にして、ジジイみたいに投げてもね。全力で投げる体力をつけないことには実戦には入れない」とバッサリ。涌井、岸をお手本に投手の基本である直球の投げ込みを求めた。
「あの人たちよりいい球を投げられないのは分かっている。すごさを感じながら投球しました」と雄星。首脳陣の狙い通り、両脇のエースから刺激を受けた。
涌井からは「暴投するくらい思い切り投げてみろよ」とアドバイスされ、この日は全68球を全力の直球で投げた。その分制球はバラついたが、それが若さ。18歳ならそれでいい。
「2人とも下半身の動きや力を入れるタイミングが一定。フォームの面でも勉強になる。自分も近づきたい」と全力投球以外の面でも吸収した。
8日から11日まで、花巻東高の学年末試験のためキャンプを一時離脱。南郷に戻ってからの投球が楽しみだ。(越智健一)
西武雄星がブルペン 直球中心に68球
(デイリースポーツ 2010.2.8)
西武のドラフト1位・雄星投手(花巻東)が7日、南郷キャンプでブルペン投球を行い、直球を中心に68球を投げた。前日は途中から2〜3割の力で投げたが、この日はフォームを確認しながらもほぼ全力に近い投球。潮崎投手コーチは「今はストレートを磨くようにと言っている。とにかく自分のいいフォームをまず固めてしっかり腕を振れるように」と話した。
その前後には約50メートルの坂道ダッシュ計20本ほどこなした。雄星は高校の卒業試験を受けるため、8日からチームを離れ岩手に帰省する。
(2010年2月7日)
【西武】雄星“御前投球”68球アピール
(ニッカンスポーツ 2010.2.8)
西武のドラフト1位ルーキー菊池雄星投手(18=花巻東)が7日、“御前投球”でアピールした。宮崎・南郷キャンプを訪問した後藤高志オーナーの見守る前で、座らせて68球の投球を行った。マウンドの両隣は涌井と岸だったが、後藤オーナーは「ライオンズのエースにはさまれて意識した部分もあったと思うけど、あれだけの投球ができるのはたいしたもの。食い込んでくるような球がいいですね」と絶賛した。
[2010年2月7日18時0分]